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半減期 (実習)
まさか本当の放射線源を用いて半減期の実験をするわけにはいかないので,模擬実験あるいは実習ととらえて下さい。
●準備物
1円玉100枚(または色紙など適当な紙を小さく切って,裏表の区別ができるようにする)
大きめの箱
●方法
(1)箱に100枚全部を表向き(向きがそろっていればOK)に入れる。
(2)箱のふたをしてよく振る。
(3)ふたを開けて,裏向きのものだけ取り出し,箱に残った枚数を数えて記録する。
(4)もう一度ふたをしてよく振る。
(5)ふたを開けて,裏向きのものだけ取り出し,箱に残った枚数を数えて記録する。
この繰り返し
(6)最後に数枚になったら終了。
(7)グラフにする。縦軸は残った枚数,横軸は振った回数。
(8)教科書にある半減期のグラフと照らし合わせて,検討する。
(9)時間があるなら,もう一度(1)から(6)まで行う。
例 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 |
No.1 | 100 | 54 | 27 | 18 | 10 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 |
No.2 | 100 | 43 | 35 | 20 | 9 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 |
No.3 | 100 | 60 | 39 | 17 | 11 | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 |
No.4 | 100 | 51 | 30 | 16 | 8 | 5 | 4 | 2 | 1 | 0 |
合計 |
上の例では400枚行ったことになる。 グラフは合計欄だけでもよい。
参考:改訂版 新編 物理 I B(平成14年 数研出版)