高校物理アシストサイト 「アシスト君」
放射線 (実験器具紹介)
放射線源は厳重な管理の元に使用されなければなりません。高校の場合も下のような表示のある保管箱を使っています。
これが放射線源です。上はα線を出すAm,下はβ線を出すPm。
その拡大写真。金属メッシュで中の線源が誤って落下するのを防いでる。
高校ではまだ危険なのは少ない方だと思いますが,それでも皮膚に直接接触させたり,口の中に入れたりしないように。
●放射線検知装置
これはβ線とγ線が測定できる。デジタルでカウンターに表示でき,また「カチッ」という音も出る。
放射線源を近くに置かなくても,結構カウントします。宇宙から来るものや地球内部から,また身の回りの物質からも放射線が出ていることが分かります(バックグラウンドですね)。
●霧箱
放射線とくにα線やβ線を見るために,霧箱という器具があります。
霧箱を使ってα線の飛跡をとらえた写真です。
少しピントが甘いので,解説を入れたのが下の写真です。
別の日に撮影した写真です。
これも解説を入れたのが下の写真です。
霧箱のしくみは各自で教科書や参考書などを調べて下さい。
【おまけ】
僕が大学時代の実験で撮影した霧箱の写真。白黒写真ですが,スキャナで読みとりました。