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　ボイルの法則　（考えてみよう）　

写真のような実験器具があります。これは「気体の法則実験器」というものです。
すなわちボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式などを検証するものです。


見てのとうり，気圧計と体積の目盛りが書かれたピストン付きのシリンダがありますね。
下はシリンダのアップ写真。１ｃｃ単位の目盛りです。



気圧計は１気圧に比べてプラス・マイナスいくらという表示です（厳密には単位は"気圧"ではないようですが）。




私が実験したところ，次のようなデータが得られました。
気圧はこのままでいいのですが，体積は少し補正しないといけません。下のデータはゴム管の体積を含んでいないということです。
ゴム管は４cm³の容積があるため，下のデータに４を足して下さい。
また分析のため（つまり直線グラフを得るため），1/v′つまり補正体積の逆数を計算して下さい。

気圧　p　[atm]	体積　v　[cm3]	補正体積　ｖ′[cm3]	1/v′　[cm-3]
0.8	69
0.9	61
1.0	55
1.1	48
1.2	44
1.3	39
1.4	36
1.5	33

最後に縦軸をｐ，横軸を1/v′としたグラフを描いてみましょう。

結構きれいに直線になるものです。　ｐ　と　1/v′は比例する。つまり気圧と体積は反比例するというボイルの法則を示せます。

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