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 単スリット・複スリット・回折格子 (実験器具紹介) 

光の干渉実験では,単スリットや複スリット,回折格子などがよく使われます。

(1)単スリット
単スリットは教科書には出てきません。入試ではまれに出ることがあるようです。
0.1mmや0.2mmというのは,スリット幅のことです。



顕微鏡で見てみました。手ぶれによりピントが甘いです。




(2)複スリット
複スリットはどの教科書にも出てくるくらい定番のアイテムです。「複」といっても2本です。別名二重スリット
0.1mmや0.2mmというのは,スリットとスリットの間隔のことです。(単スリットのときとは意味が違います)
写真では単スリットとの違いが分かりませんね。スリット間隔がとても小さいためです。
実物を見ると誰でも肉眼で,単スリットとの違いが分かります。



顕微鏡写真ですが,左の方は手ぶれがひどくなってしまいました。右の写真の方はよく撮れました。
もちろん実際に顕微鏡を見ると,もっとクリアに見えます。




(3)回折格子 その1
回折格子とは,何本もの隙間が等間隔にあるものです。
下の写真では,その間隔が,0.1mmのものと0.2mmのものです。
複スリットが何十本もあるとイメージして下さい。



顕微鏡写真です。




(4)回折格子 その2
ガラス製の回折格子です。
1cmあたり1000本のスジです。つまり0.01mmの間隔です。上の回折格子と比べると格段の狭さですね。
肝心のスジの部分がこの写真ではわかりにくいですが,さらに下の写真でわかるかな・・・


回折格子を蛍光灯にかざしたところ。ピントは天井に合っているみたい。


回折格子を目にくっつけて蛍光灯を見ると,このように見えます。(回折格子をカメラのレンズにくっつけて撮影しました)


顕微鏡写真です 左は100倍 右は400倍

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