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 気圧計 (実験器具紹介) 

(1)アネロイド気圧計
気圧計の部分が上部の目盛です。単位は2種類あります。[mbar ミリバール][mmHg ミリメートル水銀]です。[mbarミリバール]は[hPa ヘクトパスカル]と同じです。なお1[hPa]=100[Pa]です。

  1[気圧]=760[mmHg]=1013[hPa]

また下部の黄色いガラス管は温度計になっています。いわゆるアルコール温度計です。(実際は灯油の可能性あり)
金色の針は,中央のつまみで動かせます。つまり温度や気圧の記録用針です。
この気圧計はインテリアとして使用する人もいるそうです。


拡大図




(2)水銀気圧計(フォルタン水銀気圧計)
実験室でよく見かける水銀気圧計です。当然ですが760mm以上の高さが必要です。あまりにも長いので3分割の写真にしました。
まず上部から。


次に中部。黄色い部分は気温を測定する温度計です。


最後に下部


少しはみ出ましたが,最下部です。一番下の長いねじは重要な部分です。このねじをどちらかに回して・・・・・(次の写真に続く)


(上の写真からの続き)・・・・白い逆三角形の先端と水銀表面がぎりぎり接するように調整します。赤矢印の部分です。


次に中央部分についているねじを回します。このねじを回しながら,上部を注目する。


ここを注目! 中央部分のねじを回すと,0〜10まで刻んである真ん中の長方形の部分が上下します。
この長方形の下部と水銀の上部を一致させます。(図の2つの赤線を一致させるということです)
 

目盛の読み方はノギスのときと同じです。
目盛は単位が2種類あります。[mb ミリバール]と[cmHg]です。


実験室にある水銀気圧計を一度実際に操作してみるとよく理解できます。


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