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 ヘルツの実験 (調べてみよう) 

物理の教科書には,
  光が電磁波の一種であることをマクスウェルが予言した。
  
ヘルツが電磁波の発生を実験的に確かめた。 
という内容のことが書かれている。
しかし,どのような実験で確かめたのかまでは書かれていない。(ちなみに僕の高校時代の教科書には図解入りで説明されていた)

●調べてみよう
では,どのような実験で確かめたのか,調べてみよう。
参考:ヘルツが発生させた電磁波は波長が9mくらいだったらしい。

調べられたら,下の卓上実験と比較して見て下さい。再現になっているのが分かりますか?


●実験の再現(卓上で簡単に)

下の実験装置は僕が作りました。ただしオリジナルではありません。

全体写真です。BOXの中を暗くしないとネオン管の色を視認できないので,窓付きの箱を使いました。

※圧電素子・・・・力を加えると電位差が生じるような素子。水晶などの結晶が有名。その電圧を利用して火花を散らせることができる。チャッカマンや電子ライター,携帯ガスコンロなどの点火用にも使われている。



箱を開けると上のような内部構造になっています。ネオン管に銅線をはんだづけしてあります。はんだづけの位置は下の拡大写真を参考に。

さて,圧電素子を使ってステンレス板間に放電させると,周囲に電磁波を放出します。少し離れたネオン管が電磁波による電場の変化をとらえてオレンジ色に光っています。暗くしないと分かりにくいですね。

上の写真は箱の外側から撮影しました。フォーカスはやや甘いですがお許しを。
特に右の写真で,ネオン管内部でオレンジ色の光が見えますか?


参考資料:京都青少年科学センターの海老崎先生のホームページ
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ebisan/kohelz.htm

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